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the 20th 四国EVラリー2017

大会会長 (兵庫県県民局長)                             吉村 文章

 「あわじZEVフェスティバル」及び「四国EVラリー2017」が淡路島で開催されますこと、大変嬉しく、参加者の皆様に、心から歓迎を申し上げます。

 「四国EVラリー」はこれまで四国を中心に開催してきましたが、第20回を迎える今年からは淡路島をメイン会場とし、第1回「あわじZEVフェスティバル」と同時開催となりました。開催までご尽力いただきました実行委員会の皆様に厚く御礼を申し上げます。

 淡路島ではエネルギーと食料の自給率向上、少子・高齢化への対応、豊かさの実現など日本が抱える課題解決の先導モデルとなることを目指して「あわじ環境未来島構想」を推進しています。その一つとして、環境に優しい電気自動車の普及を目的とした「EVアイランドあわじ」では今年9月から電気自動車「超小型モビリティあわモビ」を観光客等へ貸出しする事業を実施し、多くの方々に電気自動車の良さに触れていただきたいと考えています。

実行委員長('Amaz技術コンサルティング合同会社 代表)  雨堤 徹

 

 四国EVラリーは今回で20回目という節目の年を迎えました。EVに対する関心が薄かった20年前に発起され、継続されてきた方々に心より敬意を表します。

最近になって欧州各国の環境車へのシフトに対する取り組みは目を見張るものがあります。中国はEV化に熱心で、既に世界一の保有台数となっています。米国はトランプ大統領の「パリ協定離脱」宣言で後退している様に思われるかも知れませんが、実はカリフォルニア州から始まった「ZEV規制:Zero Emission Vehicle」が拡大しており、着実にEV化の波が来ております。

そんな中で日本だけが取り残されつつあります。

環境未来島「淡路」からEVの魅力を発信するため、今回は「あわじZEVフェスティバル」を共催致します。ZEVはZero Emission Vehicleの略であり、EVだけでなく環境負荷物質を排出しない車を意味します。もちろん、EV(電気自動車)がその最有力候補であることは間違いありませんが、電気自動車ありきということでなく、環境に優しい車社会の構築を目指すということで、是非皆様にも覚えて欲しいことばとして、敢えて「ZEV」という略語を使わせて頂きました。

EVラリーというイベントを通して、電気自動車の魅力を感じて頂くと共に環境への関心を深めて頂ける機会となれば幸いです。

「ZEV」って何?

ZEV(ゼブ)はZero Emission Vehicleの略で、環境負荷ガスを一切排出しない車のことを言います。

日本では1996年より排ガス規制が始まり、現在販売されているガソリン車はLEV(レブ)Low Emission Vehicleと呼ばれる環境対策車で、COやNOx,SOx,PM等の排出が極めて少ない車です。一方、ZEVはそれらの有害ガスだけでなく、地球温暖化効果ガスと言われている二酸化炭素(CO2)も出さないクリーンな車です。電気自動車(EV)はZEVの最有力となるシステムです。

最近、欧州各国でZEV化へ取り組みが急加速しています。

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